「私は選挙に行きました」/期日前投票
10月22日(日)に衆議院議員総選挙が行われました。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の今週のトピックは、やはりその事でした。
「選挙」を英語で言うと“election”です。しかしこれはあくまで「(制度としての)選挙」という意味で場所を指す言葉ではありません。ですから「私は選挙に行きました。」を英語にした場合、“I went to the election.”だと少し変です。「私は会社に行きます。」が“I go to the company.”だとおかしいのと同じですね。
正しくは「私は投票に行きました。/投票しに行きました。」と言うべきで、“I went to vote.”なのです。この“vote”という語は「投票する」という意味の動詞です。(名詞として「投票」という意味もあります。)「私は会社に行きます。」の方は、“I go to the office.”が正解です。
「投票」といえば、今回は台風による悪天候の影響で、「期日前投票」に行かれた方が非常に多かったようですね。これを英語で言うと“early vote”とか“early voting”です。ですから「私は期日前投票をしました。」は“I did early voting.”でいいと思います。
当「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様のほとんどが、この「期日前投票」をされていることも今回判明しました。ただ、シニア層には、「天候などの影響がない場合でも、当日は何があるかわからないので期日前投票をしておこう」という傾向がありそうです。そして期日前投票に慣れているシニア層ならではの貴重なご意見も伺いましたので、紹介させて頂きます。
◆「期日前投票場はどこも混んでいて、職員もイマイチ不慣れなようで時間がかかる。」
◆「デパートとか駅とかショッピングモールにもっと設置してもらえると、ずっと行きやすいし投票率も上がるし、売上にもつながるのに。」
なぁるほど。確かに法的整備や職員の人件費などの問題もあるかもしれませんが、何より投票率アップの効果を考えると、このシニアのご意見は一考の価値がありそうです。
2017年10月24日 11:12 PM
No Soliciting
先日、気分転換にと趣味の町歩きをしていると、見慣れない英語の書かれたプレートが目にとまりました。「エッ!? “No Soliciting”って何?」急いでスペルを書き留めて、家で調べてみると・・・・・
”solicit”は動詞で「懇願する・勧誘する・せがむ」という意味だそうですが、どうやら寄付金を要求したり、歓楽街などで客引きをしたりするたぐいの、あまり健全・健康的でない勧誘をほのめかすニュアンスのようです。ということがわかって、 “No Soliciting”とはズバリ「セールス・(政治宗教などに関わる)勧誘お断り」という意味だったのだと学習しました。【発音は「ソリスィティング」で、「リ」の所にアクセントが来ます。】
今や、 “Soliciting”は特にシニアの方々にとっては社会的大問題です。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様からも、「先日○○○○という嫌な勧誘の電話がかかってきました。」とか、「不要になった貴金属ありませんか?って突然若い男性の訪問を受けました。」といったお話を伺います。「振り込め詐欺(オレオレ詐欺)」の電話にいたっては、ほぼ全員の生徒様が経験済みのようですから、ビックリです。(もっとも実害にあった方は、当スクールのシニアの方の中にはいらっしゃいません。念のため。)
2017年10月09日 09:57 PM
今日は「敬老の日」!
今日9月18日(月)は「敬老の日」。「敬老の日」を英語で言うと“Respect-for-the-Aged Day”です。直訳すると、「お年寄りに対する尊敬(敬意)の日」という事になるでしょう。
ここでチョット気をつけたいのは“the Aged”という表現です。英語では“the+形容詞”で「◯◯な人々」という意味になる使い方があります。例えば、“the young”(若い人達)、“the rich”(お金持ち)などの言い方が有名です。ですから、「お年寄り」は“the old”でももちろんいいのですが、“old”だとストレートな感じがするので最近は“the aged”の方が流行のようになっています。それに“aged”なら、ただ「年を取った・古い」ではなく「歳を重ねた」というニュアンスになりますから。
実はこれ以外にも「お年寄り」を指す英語はあります。まず、言わずと知れた“old person/people”。これも上と同じ理由で、言われる側からすればいい気分はしないでしょう。次に、“the elderly”というのも最近よく聞かれます。これは言ってみれば「年配者達」というような意味で複数扱いにしますが、あまり抵抗がない言い方ですね。
さてさて、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のホームページにも多く登場する「シニア」という言葉はどうなのでしょうか。「シニア」を英語で書くと“senior”で、本来の意味は「先輩・年長者」です。これと反対の言葉が“junior”になるわけです。単に「先輩」でなく「人生の先輩・年齢が上の人」を指す時には、正式には“senior citizen(s)”と言うのですが、最近はただ“senior(s)”だけで表すようになってきているようです。ですから「敬老の日」も“Respect-for-Seniors Day”とか、単に“Seniors’ Day”(「シニアの日」)と言う事もできるのです。
このように、ただ「お年寄り」を表すだけでも色々あるわけで、この事から、英語圏でも高齢化社会が進んで言葉選びに神経質になってきている事が察せられますね。
2017年09月18日 09:17 PM
インターナショナル高野山
吉祥寺MCS英会話スクールでは8月11日~17日を夏期休講とさせて頂きました。この夏休みを利用して、私はかねてから行ってみたかった奈良・吉野と高野山を旅行してきました。
驚いたのは高野山の外国人旅行者の多さ!ある程度予想はしていましたが、まさかあれほどとは思いませんでした。国籍はさまざまでしたが、他の観光地ほど中国・韓国の旅行者が目立たず、ヨーロッパ系の人達を頻繁に見かけました。(私の感では、イタリア人・スペイン人が多かったような・・・・)彼等に道をたずねられて、ブロークンながら慣れた感じで応対していた駐車場のオジサン、英語で挨拶や説明をしていた若いお坊さんなど、さすがは国際観光地となった高野山ならではの光景にも遭遇できました。外国人専用のガイドツアーも提供されているようでした。
それにしても、私でも迷ってしまった複雑な循環バスの経路をものともせずに、思い思いにバスを駆使して山内を観光する彼等のアクティブさは感動ものでした。また、宿泊した宿坊では、早朝の勤行にもキッチリ参加していました。
今年の夏は天候不順で強烈な日差しが無かった事が、かれらにとっては少し救いだったかもしれませんね。
【※この旅行に関しては、夏休み明けのレッスンで「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様にレポートさせて頂く予定です。もちろん英語で。】
2017年08月18日 12:39 AM
「ベビーシャワー(Baby-Shower)」って?
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」の先日のレッスンでのこと。とあるヤングシニアの生徒様から、「ベビーシャワーをするって、“do baby-shower”と言えばいいんですか?」とのご質問を受けました。てっきり「赤ちゃんにシャワーを浴びさせる」ことだと思った私は、「いいえ、それは“give the baby a shower”か、“give a shower to the baby”と言って下さい。」と答えました。ところがその生徒様も、クラスメートの他のシニアの生徒様もどうも腑に落ちない様子。
実は、恥ずかしながらこの私、「ベビーシャワー」なるものを全く知らなかったのでした。聞けば、アメリカで広く行われている「出産をひかえた女性を囲んで、元気なよい赤ちゃんが生まれるように仲間うちでお祝いするパーティー」だとのこと。別のクラスのシニアの生徒様からは、「最近では、赤ちゃんへのお祝いのプレゼントがダブらないように、あらかじめ皆で分担を決めるための女子会的な意味合いもあるんですよ。」と教えて頂きました。
これまで日本ではあまり流行していなかったのですが、最近これをやるヤングママが増えてきたとのことです。ここ吉祥寺にも、「ベビーシャワー」をアレンジしてくれるレストランがあるそうです。となると、「ベビーシャワー」は一種のパーティーですから、先ほどの生徒様の質問の答えは、“have a Baby-Shower (party)”になるでしょう。
(パーティーやイベントなどを「する」は、“do”ではなく“have”を使います。)
また、そのような場面で言いたい「どうぞ、元気な言い赤ちゃんを産んでね。」を英語で言うと、
“Have a nice and healthy baby!”とか“I wish you a bonny baby.”などでしょう。
(“bonny”という言葉は、赤ちゃん専用に使う「愛らしい」とか「すばらしい」という形容詞です。)
※なお、このヤングシニアの生徒様ですが、娘さんがまもなくお母さんになられるということで、お孫さんのお話ですのであしからず・・・・・
2017年08月11日 10:00 PM