インターナショナル・京都《シニア英会話教養講座》
2月22日~24日の三連休を利用して京都に行ってきました。京都に行くのは実に30年ぶり!学生時代には貸し自転車で有名な寺社を巡りまくった私ですが、昨今の国際的な京都観光ブーム以降の京都は全く縁がありませんでした。
確かにこのところの中国人観光客激減を受けて、アジア系の旅行者は少なく、その分西洋人系の旅行者が目立っていたように感じました。泊まったホテルも過半数がヨーロッパ・アメリカからの旅行者だったように見受けられました。
平安神宮の庭園で会話をした男性はジャマイカ人で、彼は大学生の時に京都に住んで通学していたと言っていましたが、「今は東京に住んでいる。京都は今すいていると聞いてやってきたけど、確かにゆったりできていいね。僕の知っている京都とは大違いだよ。」とのことでした。
★ここで、見知らぬ外国人に話しかけるときの定番英語をご紹介しておきます。
①Excuse me. May I talk to you? (すみません。ちょっとお話してもよろしいですか?)
②Where are you from? (お国はどちらですか?/どこから来たのですか?)
③Is this your first visit to Kyoto/Japan? (京都/日本へは初めてですか?)
④How long have you been in Japan? (もうどのくらい日本に滞在しているのですか?)
⑤How long are you staying in Japan? (あとどのくらい日本に滞在するのですか?)
⑥It was nice talking to you. (お話しできて楽しかったです。)
ちなみに、今回一番混雑していた清水寺三年坂・二年坂の通行人の8割が日本人で、若者が中心でした。いつもならもっといるはずのシニア層は、「自粛」ムードだったのでしょうか?
2020年02月27日 10:39 PM
IRとは?《シニア英会話教養講座》
昨年あたりから急に話題に上るようになった「IR」という言葉について少し書いてみたいと思います。
先日、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様から「IRってカジノのことなんですか?」という質問が出されましたが、そうではありません。「IR」は“Integrated Resort”の略語で、「統合型・複合型リゾート」と訳されます。この“integrated”という形容詞は、まさに「統合された・ひとつにまとめられた」という意味です。つまり、色々な種類のリゾート施設、例えばホテル・カジノ・劇場・ショッピングセンター・レストラン・スポーツ施設・遊園地などが狭い地域に集まっていて、お客さんを大量に呼び込めるリゾート地区が「IR」なのです。
単に色々な種類のリゾート施設が集まっているだけの場所なら、例えば「東京ディズニーリゾート」とか「お台場地区」とかそれに近いものは今でもあるわけなんですが、カジノだけは今の日本では法規制があってどこにも入っていません。ここがミソなのです。実は、現在ある代表的な「IR」のラスベガスやマカオなどは、カジノこそがそのメインなわけです。そこで日本でも法規制を変えてカジノを作ることにしよう、という計画が2016年(平成28年)から動き出しました。ですから、「IRと言えばカジノ」とイメージしてしまうのは何もシニア層に限ったことではないと思います。
ところで、この“integrated”という言葉ですが、実はずっと以前から私たちの身近で使われてきました。ほとんどの方は気づかないでしょうけれど、コンピュータ用語として使われていた「IC」が“integrated circuit”の略語だったのです。【これは日本語では「集積回路」と訳されます。】さらに、最近注目を集めるようになった言葉として“integrated society”という言葉もあります。動詞の“integrate”には「人種を統合する」という意味もありますから、“integrated society”は「人種差別や宗教差別をしない社会」ということになります。昨今何かとスキャンダラス(“scandalous”)な話題になっている「IR」ではありますが、こんなリベラル(“liberal”)な意味を持つ言葉が使われているのです。【ちなみに“liberal”は「自由主義的な・進歩的な・寛大な・偏見のない」などの意味を持つ言葉です。】
さて、この「カジノ」。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」の生徒様達は、女性が多いこともあってか、ほぼ全員が反対のようです。さて、どうなりますか・・・・・
2020年01月27日 12:03 AM
ファンタスティック ベトナム!
昨年のクリスマスシーズンに、前からずっと行きたかったベトナムに行ってきました。中部のリゾート・ダナンに3泊という小旅行でしたが、ランタンで有名なホイアン、世界遺産の遺跡・ミーソン、古都フエ、大人気のニュースポット・バーナーヒルズなど、くまなく観光してきました。
なんといっても印象的だったのは、ベトナムの人達の勤勉で前向きな姿勢でした。そのうえ人柄が純粋で正直。(女の子は見た目もかわいらしい・・・)嬉しいことに、彼らは日本びいきなのだそうです。戦後めざましい復興を遂げた日本をお手本にして、自分達も早く経済大国になろう!とがんばっている、そんな感触をいたるところで受けました。
ただ少し残念なことに、日本からの旅行者はまだまだそんなに多くはないようで、見かけたのは中国人と韓国人がほとんどでした。アジア以外ではフランス・アメリカからの旅行者が多いという話も聞きました。ダナンビーチでは日本のホテルが大規模なリゾート施設を建設中ですので、これから日本人観光客も増えると思いますが。【近年、リタイアした日本のシニアでダナンに移住する人が増えているそうです。】
治安・物価の安さ・食べ物のおいしさ・・・どれをとっても大満足のファンタスティックな旅になりました。
2020年01月17日 11:27 PM
今年気になった英語~「避難(evacuation)」「あおり運転(tailgate)」《シニア英会話教養講座》
2019年(令和元年)もいよいよ押し詰まってきました。
今年最も印象に残った言葉は、4月1日に発表された新元号「令和」であることは誰も異論がないでしょう。「令」という字が「命令・法令」という意味を持っていることから、「令和」を“order and harmony”と英訳した海外メディアもありましたが、やはりこれは「令」の持つもう一つの意味「立派な・麗しい・美しい」に注目して“beautiful harmony”とすべきでしょう。
さて、私個人的には(英語をからめて)「避難(evacuation)」と「あおり運転(tailgate)」の2語が印象に残りました。“evacuation”は、「避難させる・立ち退かせる」という意味の〈動詞〉“evacuate”の名詞形で、例えば次のように使います。
◆The government evacuated the people in the area.
(政府は、その地域の人たちを避難させた。)
そういえば、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の約3割くらい(?)の方が経験した「疎開」も“evacuation”と言います。ちなみに「被災者」は“victim(s)”です。
そしてもうひとつが、「あおり運転(tailgate)」。“tailgate”という語は「前の車にピッタリつけて運転する」という意味の〈動詞〉です。〈名詞〉にするには“~ing”をつけて“tailgating”にすればいいわけです。
◆The car behind is tailgating. (後ろの車はあおり運転をしている。)
もっとも、「後ろにピッタリつけて運転する」というだけで、「運転手に罵声を浴びせたり暴力を振るったりする」意味までは含んでいませんが。
“evacuation”にしても“tailgating”にしても、こんなに印象に残ってほしくない悪い話でしたが、来年は“beautiful harmony”のような良い言葉が多く印象に残る年であってほしいと思います。
話はそれますが、今年の最後に、「吉祥寺MCS英会話スクール」にとって一番嬉しかったことを書かせて下さい。それは5月に92歳の「スーパーシニア」のKさんがご入会下さったことです!!!娘さん(こちらもシニアの方)の同伴で初めて体験レッスンに来られたKさんは、とても前向きで笑顔の絶えないすてきなおばあちゃまです。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」の宝物です!
それでは皆様、良いお年をお迎え下さい。Have a Merry Christmas and a Happy New Year!
2019年12月22日 03:20 PM
「ブラック・フライデー(Black Friday)」《シニア英会話教養講座》
この数日吉祥寺を歩いていて、時折「ブラック・フライデー」という看板や商品タグを見かけました。いったい何のことだろう?と調べてみて初めて知りました。
“Wikipedia”によると「ブラックフライデー(英語: Black Friday)はアメリカ合衆国で感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日の金曜日のことである。正式の休暇日ではないが休暇になることが多く、伝統的に一年で買い物が最も行われるクリスマス商戦(ホリデーシーズン)の開始の日である。」とのことで、「その金曜日から始まるバーゲンセール期間」をも指すようにもなったのだそうです。
「ブラック」と付くと、かつての株の大暴落を指す「ブラック・サーズデー」や「ブラック・マンデー」を連想してしまいますが、「ブラック・フライデー」の「ブラック」は「店の売り上げが増えて黒字になるから」というプラスの理由からだそうです。【注:諸説ありとのこと】確かに、年末のクリスマス商戦は、日本でも一年中で一番売り上げがあるといいますから。
※私などは1978年(昭和53年)のアメリカ映画「ビッグ・ウェンズデー」(伝説の大波がやってくる日)を思い出してしまいました。(シニアの方なら覚えているかも・・・・・)
それにしても「バレンタインデー」や「ハロウィーン」のように、何でもかんでも外国の風習を取り入れて売り上げ増に結びつけようとする日本人のたくましさを感じずにいられません。「ブラック・フライデー」は定着するでしょうか?それとも「プレミアム・フライデー」のように忘れ去られるのでしょうか・・・・・・・
2019年12月02日 11:29 PM