熊野古道レポート《シニア英会話教養講座》
「吉祥寺MCS英会話スクール」の夏休み期間中、「熊野古道歩き」に行ってきました。「熊野古道」はご存知の通り、ユネスコの世界文化遺産に登録されている宗教的巡礼道で、「道」が登録されたのは、スペインの「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」に次ぐ2番目の事例となっています。
英語で「巡礼者・聖地参拝者」のことを“pilgrim”と言います。「巡礼道」は“pilgrim-road”もしくは“pilgrim-route”でいいでしょう。
①I walked along the “Kumano Pilgrim-road” this summer. (「熊野古道」を歩きました。)
②I went on a pilgrimage to Kumano. (熊野へ巡礼の旅に行きました。)
“pilgrimage”は「巡礼の旅」のことで、最近はやりの「札所巡り」もこれにあたります。
もっとも、「熊野古道」は総延長距離が約1000㎞もありますので、いくら私のような物好きな人でも、1日にせいぜい10㎞くらいの一部分を歩くだけです。今回は初日に10㎞(約4時間)、2日目に5㎞(約2時間)を歩いただけでしたが、35度の猛暑もあって疲労困ぱいしました。
③How far did you walk? (何キロぐらい歩いたのですか?)
④How long did you walk? (何時間ぐらい歩いたのですか?)
⑤I was exhausted. (私は疲労困ぱいしました。)
【“far”は距離を、“long”は時間を聞きます。“exhausted”というのは“very tired”の意味です。】
今回歩いたのは、三重県側の「伊勢路」という少しマイナーなコースでしたが、5年前に歩いた和歌山県の「中辺路」に外国人が大勢いたのに比べると、日本人すらほとんど見かけませんでした。初日に唯一出会ったアメリカ人の母子のさわやかな笑顔が印象的でした。
⑥It was a hard road to walk but I fully enjoyed walking. (歩くのにキツイ道でしたが、十分楽しみました。)
2019年08月17日 10:47 PM
東京オリンピックまであと一年《シニア英会話教養講座》
いよいよ東京オリンピックまで、あと一年となりましたね。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちの中では、残念ながら先日のチケットの抽選に当たった方はいらっしゃいませんでしたが、身内に当たった方がいて、それに便乗できる方はいらっしゃるようです。(今後もまたまだチャンスはあるようですが。)
開幕日までちょうど一年となった今日、新聞に“1 year to go”と大きく書かれた全面広告が掲載されました。この“to go”という言葉は「あと・・・」という意味で、その前に“1 year”とか、“2 weeks”とか、“30 minutes”などの言葉を置いて、「あと1年/1週間/30分」というように使います。“go”には「進行する」という意味もありますので、分析すれば「進行するべき1年」といったことになるでしょうか。“to go”の変わりに“left”(残された)という語を使っても同じです。
◆There is 1 year to go before the Tokyo Olympics. (東京オリンピックまであと1年ある。)
〔※「2年ある」場合には“There are ~”になります。また、“before”は“until”にしてもOKです。〕
◆Don’t give up! You still have 1 day to go before the deadline. (あきらめるな!君にはまだ締め切りまで1日ある。)
〔※“still”という語を使えば、「まだ」の意味が付加できます。〕
◆How many minutes to go (do we have) before the departure? (出発まであと何分あるんだっけ?)
◆I have only 3 days left until the end of my summer-vacation. (夏休みが終わるまであと3日しか残っていない。)
夏休みの宿題がある方は、早めにやっておいて下さい。もっともシニアの皆さんには無縁の話ですが。
ちなみに当「吉祥寺MCS英会話スクール」にも夏期休講はありますが、宿題はございません。
2019年07月25日 10:14 PM
rain cats and dogs《シニア英会話教養講座》
今年の梅雨(rainy season)は、梅雨らしい梅雨ですね。猛暑だった昨年の7月に比べてずっと涼しいのはありがたいのですが、こんなに雨が続くと気持ちがめいってしまいます。野菜の値段も上がり始めているとか。
■This long rain makes me (feel) blue. (この長雨で、気持ちがめいってしまう。)
先日、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様から、「どしゃ降りの雨は“It rains cats and dogs.”って聞いたことがありますが、どうして猫と犬なんですか?」という質問を受けました。実はこれには定説が無いようなのです。親しいアメリカ人の友人に聞いてもはっきりわからないようでしたし、辞書にあった「北欧地方では、猫が大雨を招き犬が大風を招くという迷信があるため」という説明も、真偽の程が怪しいようです。ただ、このイディオム(熟語)は日本人にはよく知られていて、私も受験生時代に英会話や英文法の教科書に出ていたのをはっきり記憶しています。
もっとも、当のアメリカ・イギリス人達はあまりこの言い方を使っていないように思います。彼等は、
■It rains heavily. (大雨が降る。/どしゃ降りの雨が降る。)
という、ちょっと味気ない表現をします。【「小雨」の場合には“heavily”を“lightly”に変えればOKです。】
また、「どしゃ降り」ではありませんが、言えそうで言えないこんな表現も覚えておくと便利ですよ。
■It rains on and off. (雨が降ったりやんだりする。)
★なお、上に紹介した例文の“It rains”を“It rained”に変えれば《過去形》「雨が降った」に、“It is raining”に変えれば《現在進行形》「今雨が降っている」になります。また“It has been raining”に変えると、《現在完了(進行形)》の「このところずっと(今も)降っている」のニュアンスになります。
あまりに降り続く雨にちなんで、今回は「雨の話」でした。
ああ、青空が恋しいですね。
■I’m longing for the blue sky! (私は青空を待ちこがれている。)
2019年07月15日 10:20 AM
東京オリンピックのチケット
先週6月20日に「東京オリンピック」のチケットの抽選結果が公表されました。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の内で、10名ほどがパソコンやスマートフォンを駆使してチケットを申し込まれたのですが、残念なことに一人も抽選には当たらなかったことが判明しました。こんなにも「狭き門」だったのかと、正直私も驚いています。
シニアの皆さんの言葉は一様に、「一体どこの誰が当たっているのかしら?」でしたが、ただ「家族が当たったので私も一緒に行けそうです」とおっしゃる方も2名おられました。中には、「昭和39年の東京オリンピックの開会式を見て感動したので、今回はどうしてもナマで観たい」と30万円の開会式チケットを申し込んだシニア女性もいらっしゃいました。「まだチャンスはあるはず。あきらめたくありません!」とおっしゃるその方のために、私も祈らずにはいられません。
ちなみに、今回申し込みしなかった私は、テレビでの観戦でもいいかな・・・・と。
2019年06月27日 09:59 PM
シニア女性必見!ムーミンのテーマパークへ!
梅雨の合間の晴天日、今年(2019年)3月に埼玉県の飯能にオープンした「ムーミンのテーマパーク」【正式名称は「ムーミンバレーパーク」】に行ってみました。西武池袋線・飯能駅からバスで13分というアクセスで、入場料も1500円と“reasonable”(4種の特別なアトラクションに参加する場合には園内で700円~1500円が別に必要)。人もそれほど多くなく、緑や水辺もあってほっこりとさせられる空間でした。
意外だったのは、若者が思ったほど多くなく、目立っていたのは子供連れとシニア女性だったことです。考えてみれば、「ムーミン」が初めてテレビでアニメ放映されたのは1969年(昭和44年)の事。その頃に小中学生だった人は現在はおおむね60代のシニア層なわけです。私個人でいえば、子供の頃テレビで見ていた記憶もありますし、北欧諸国を旅行した時に、あちこちで「ムーミントロル」の像やモニュメントを目にした思い出もあります。【「トロル」は北欧地方の「妖精」のことです。】
さすがに男性である私には、「まぁ、かわいい!」という感情は起こってきませんでしたが、自然の中の散策を楽しむには大変良い所でした。はっきり言って、シニア女性におすすめ!のスポットでした。
2019年06月16日 10:34 PM