“wonder if ~”「~かしら」の話《シニア日常英会話》
あいかわらず猛暑が続いていますが、皆さま体調はいかがですか?
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様たちは、「暑い暑い」と言いながらも欠席率は高くなく、皆さんお元気に通ってきて下さっています。
さて、前回のこのコーナーで「"if"には〔~かどうか〕の意味もある」というお話しをさせて頂きましたが、今回はその延長の話として"wonder"という動詞についてお話ししてみたいと思います。
"wonder"は「いぶかる・不思議に思う」という意味の動詞で、「〔~かどうか〕の"if"」と合体させて"I wonder if ・・・"の形でよく使われます。直訳すると「私は・・・かどうかいぶっている/不思議に思う」となるわけですが、シンプルに「・・・かしら(と思っている)」と解釈して下さい。つまり、独り言のように「・・・かなぁ」と言いたいときにも使えるわけです。
【ちなみに"wonder"の形容詞があの"wonderful"(不思議に満ちていて素晴らしい)です。】
◎以下に例文をあげてみましょう。
① I wonder if it's true. (それは本当かしら。)
② I wonder I can do it. (私にそれができるかしら。)
③ I wonder if they will really help me. (彼らは本当に私を手伝ってくれるかしら。)
④ I wonder if the bus goes to the library. (そのバスは図書館へ行くかしら。)
⑤ I wonder if I should iron this blouse. (このブラウスにアイロンかけた方がいいかしら。)
※"I think (that)・・・"「私は・・・だと思う」のように、"I wonder (that)・・・"の形で使うと、「私は・・・ということを不思議に思う」という意味になってしまいますので注意が必要です。
⑥ I wonder (that) he could pass the exam.
(彼がその試験にパスできた事を不思議に思う/よくパスできたものだ。)
◆なお、①の例文を過去形にすると、やはり《時制の一致》という現象が起こって
⑦ I wondered if it was true. (私はそれが本当かしらと思った。) となります。
A: I wonder if it's fine tomorrow.
(明日はお天気いいかなぁ。)
B: I think so. Why?
(そう思うわよ。どうして?)
A: I'm going to the public pool with my friends.
(友達と一緒に市営プールに行くんだ。)
B: Oh, but I wonder if it's open tomorrow.
Public-facilities are usually closed on Mondays.
(あら、だけど明日は開いてるかしら。公共施設は、普通月曜は閉まってるわよ。)
※一行目の" I wonder if it's fine tomorrow."の文ですが、明日のことを言うのに"it will be fine"にしなくてもいいのか?という疑問がわいてきますが、「明日」程度の未来ならば現在形で言ってもいいと思います。
今夏の日射しは例年よりも強く、肌がジリジリとするのがよくわかりますね。
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」は、駅ビル「アトレ」の中を抜けて来れば、ほとんど日陰を移動してアクセス可能です。熱中症に気をつけながら、ぜひ一度《無料見学》にお越しになってみて下さい。来れば元気になれることうけあいです。
2022年08月04日 09:27 PM
もうひとつの “if”「~かどうか」の話《シニア日常英会話》
予想外の早さで梅雨明けしてしまい、連日皆さんも辟易としていらっしゃると思いますが、お変わりありませんか?
さて今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様の頭を悩ませる「もうひとつの"if"の意味」についてお話ししてみたいと思います。
早速ですが、まずこの例文を見て下さい。
◆I don't know if it is a good idea.
これを「もしそれが良い考えなら、私は知りません」と和訳するとおかしな事になってしまいますね。しかし、"if"には「~かどうか」という、もうひとつの意味があることを知っていれば、「それが良い考えかどうか、私にはわかりません」とすんなり訳す事ができます。
以下に、この"if"を使った例をあげてみましょう。
①Do you know if she needs this data? (彼女がこのデータを必要としているかどうか知っていますか?)
②I don't remember if he said so. (彼がそう言ったかどうか覚えていない。)
③You should check if the bus goes to the library. (そのバスが図書館に行くかどうか確認した方がいい。)
④I will ask her if she is free tomorrow. (彼女が明日空いてるかどうかきいてみます。)
⑤I can't judge if he has a talent. (彼に才能があるかどうか私には判断できない。)
⑥We doubt if they will really help us. (彼らが本当に私たちを手伝ってくれるかどうかは疑わしい。)
⑦I'm not sure if I can do it. (わたしにそれができるかどうか自信がない。)
※このように、"know"や"remember"や"check"などの動詞と"if"が一緒に使われていて、「もし・・・・」ではうまく訳せない場合は、「~かどうか」の意味の方を試してみて下さい。
ちなみに、最初の◆の文を過去形にするとこうなります。
◆I didn't know if it was a good idea. (それが良い考えかどうか私にはわからなかった。)
※"know"の方を過去形にすると"if"のくくりの中にある"is"もつきあって過去形になる、という《時制の一致》という現象が起こります。
なおこの意味の"if"は、"whether"という別の語に置き換える事もできます。〔"whether"の方がより正式でカタい言葉です。〕
A: Do you know if Tom can attend the meeting tonight?
(トムが今夜の会議に出席できるかどうか知ってる?)
B: Yes. He cannot. He said he had a cold.
(ええ。できないって。風邪を引いてるって言ってたわ。)
A: Really? I doubt if it's true.
(本当に?それは本当かどうかあやしいなぁ。)
B: What do you mean?
(どういう意味?)
A: He is planning to go fishing early tomorrow morning.
(彼は明日の朝早くに、釣りに行く予定をしてるんだよ。)
この「~かどうか」の"if"ですが、ここには書きませんでしたが、"wonder"(~かしらと思う)という動詞と一緒に使われる例がとても有名です。これに関しては、次回の《お役立ち英会話》のブログで別枠で取り上げさせて下さい。
猛暑にも負けず、シニアの皆さんはレッスンに出席して下さっています。私は教室にいるだけですが、皆さんは炎天下を通って下さっているのですから、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。くれぐれも熱中症("heat-stroke")にはご注意下さいますように。
2022年07月03日 01:40 PM
“If”と”When”の話《シニア日常英会話》
今回は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様がよく間違ってしまう"if"と"when"のお話をさせて頂きます。
皆さんもご存じのように、"if"は「もし~なら」、"when"は「~時」と訳されますが、問題はどちらも日本語の「~したら」に該当してしまう事です。そこで、正しくは"when"で言うべき所をつい"if"で言ってしまう場合が、日本人には多いのです。
結論から言ってしまいますと、"if"は《仮定》ですから、「そうなる可能性もそうならない可能性もある場合」に使いますが、"when"は「(ほぼ)必ずそうなるであろう場合」にしか使いません。
例文を見てみましょう。
① If you come to Osaka, you can stay at my house.
② When you come to Osaka, you can stay at my house.
①も②も「大阪に来たら、僕の家に泊まっていいですよ。」という意味ですが、①は「まだ大阪に来る可能性が決まっていない場合」に、②は「近々大阪に来る事がわかっている場合」に使います。次の例でも考えてみて下さい。
③ If you meet Nancy, please say hello.
④ When you meet Nancy, please say hello.
どちらも「ナンシーに会ったら、よろしく言ってね。」ですが、違いはもうおわかりですね。
次の例についてはどうでしょうか。
⑤ When the rain stops, I will go out. (雨がやんだら、私は出かけます。)
⑥ If the rain stops early, I will go out.(もし雨が早くやんだら、私は出かけます。)
雨はいつかは必ずやみますから、⑤は"when"で言います。しかし早めに雨が上がるかどうかはわかりませんから、《仮定》の"if"を使うわけですね。このように、例えば「お父さんが帰宅したら」とか「あなたが大人になったら」とか「私が死んだら」などの例では、"if"を使うのは変な話なのです。【但し、「早く帰宅したら」や「明日死んだら」であればOKです。】(縁起の悪いたとえでごめんなさい・・・)
◆それからもうひとつ!それは順序の話です。上の①~⑥の例文ではすべて"If・・・・"と"When・・・・"の部分が文の最初に来ていますが、ネイティブの外国人達は文の後ろの方に持ってくる事を好む傾向があります。なぜなら、彼らは結論や大事な事をを先に言いたがるからです。でも私たち日本人としては、日本語の順序通り、最初に言いたくなってしまいます。それは気にしなくてもいいと私は思います。
⑦ Don't drive if you drink./Don't drive when you drink.(飲んだら運転するな。)
A: I want to travel to Hokuriku-region when this task is over.
(この仕事〔任務〕が終わったら、北陸地方に旅行したいの。)
B: Good! If you go to Kanazawa, I will introduce a nice guest-house.
(いいわね!もし金沢に行くのなら、素敵なゲストハウスを紹介するわよ。)
A: Oh, really? Thank you.
(あら本当?ありがとう。)
B: If you have time, you should visit Noto Peninsula, too.
(もし時間があったら、能登半島も訪ねるといいわ。)
A: I see. I will let you know when the schedule is clear.
(わかったわ。スケジュールがはっきりしたら知らせるわね。)
外国人旅行者の受け入れもいよいよ始まりました。以前のように、街で彼らと会話ができる日も、そう遠くはないと期待しています。その時のためにも「思い立ったら吉日!」ほんの少し勇気を出して、まずは「吉祥寺MCS英会話スクール」の《無料体験》にトライしてみて下さい。
2022年06月01日 10:09 PM
“as soon as possible” の話《シニア日常英会話》
"as soon as possible"は非常に有名な言い回し(熟語)ですね。私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの皆さまもこれはよくご存じで、時折使っていらっしゃいますが、今回は少々補足を加えながらお話ししてみたいと思います。
まずは次の例文を見て下さい。
① He is as tall as I(me). (彼は私と同じくらい背が高い。)【※"I"でも"me"でもOK。】
② He ran as fast as Mike. (彼はマイクと同じくらい速く走った。)
英語で「程度が同じ」ということを言うには、"as ~ as ・・・"を使います。【"same"という語は使わないので注意が必要です。】ここで、②の文の"Mike"の代わりに"possible(可能な)"という語を入れたら、「可能なのと同じくらい速く走った」という意味に解釈されますね。そこから「可能な限り・できるだけ速く」という意味になります。
③ He ran as fast as possible. (彼はできる限り速く〔=全速で〕走った。)
◆さてここからが本題です。もし③の文の"fast(速く)"が、"soon(まもなく・すぐに)"であれば意味はこうなるはずです。
④Give me a call as soon as possible. (できるだけすぐに〔早く〕電話を下さい。)
このように、有名な"as soon as possible"とは「できるだけ早く・なるべく早く」という意味の熟語なのです。でも、ここでひとつ注意が必要です。"soon"は「今の時点から間を置かずに・間もなく」という意味の「早く」なのであって、"early(早い時間帯に)"や"quickly(素早く・急いで)"とはニュアンスが違うという事です。
⑤ Come home as early as possible tonight. (今夜はなるべく早く帰宅して下さい。)
⑥ Change your clothes as quickly as possible. (なるべく早く〔急いで〕着替えなさい。)
実は⑤や⑥の文も"as soon as possible"で言ってしまっている日本人が多く見受けられます。それでも通じますので問題はないのかもしれませんが、それこそ「できるだけ」気をつけたいものですね。
また、この"as soon as possible"はあまりにもよく使われるので、頭文字だけ取って"A.S.A.P"と略されることもあります。特にメールなどではよくやる手です。
⑦ Let me know A.S.A.P. (なるべく早く知らせてよ。)
なお、似たような意味の言葉として"right away"や"at once"や"immediately"などがあり、意味はどれも「ただちに・すぐに」です。("soon"だけだと「間もなく」としか解釈してもらえず、相手は急いでくれませんのでご注意。)
A: I want to go home as early as possible tonight.
(今夜はできるだけ早く帰宅したいんだ。)
B: Oh, what's up?
(オゥ、何があるの?)
A: Actually, today is my daughter's birthday.
(実は、今日は娘の誕生日なんだよ。)
B: In that case, you must.
OK, let's start today's meeting as soon as possible.
(それだったら、そうしなくちゃ。よし、今日の会議はなるべく早く始めよう。)
待ちに待った「外出規制のないゴールデンウィーク」が始まりました。とはいってもシニアの皆さんにとっては、どこも混み合うゴールデンウィークは昔から外出をひかえる期間です。賢いシニアは、ゴールデンウィークが終わってから活動開始のようです。
それと意外な事に、シニア層にとってこの連休明けは何か新しい事を始めるチャンスでもあります。3月・4月は家族や孫達の行事などで何かとあわただしく、ここにきてようやく落ち着いて自分の時間が作れるようになるのがこの時期。
シニアの皆さま、明るく暖かな日差しの中、吉祥寺の街へ出て「吉祥寺MCS英会話スクール」にぜひお立ち寄り下さいますように。我田引水でスミマセン。
2022年05月01日 07:52 AM
“I’m sure”と”I’m afraid”の使い方 《シニア日常英会話》
ネイティブの外国人はよく使っていても、私たち日本人には今ひとつ使いこなせていない"I'm sure ~"と"I'm afraid ~"について考えてみたいと思います。
この2つの表現は、私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」のシニアの生徒様だけでなく、私自身もかつて頭を悩ませた言い方です。まず単語の解説から始めましょう。
まず、"sure"も"afraid"も〔動詞〕ではなく〔形容詞〕ですので、"am"というBe動詞【状態を表す「です・である」という意味を持っています】と一緒に使わなくてはならないという点を押さえておいて下さい。意味は、"I'm sure ~"の方は「私は~を確信している(状態です)」、"I'm afraid ~"の方は「私は~を恐れている(恐れている状態です)」となります。
①I'm sure of his success. (私は彼の成功を確信している。)
②I'm afraid of earthquakes. (私は地震を恐れている/地震がこわい。)
と、このように後ろに〔名詞〕が来るときには"of"を使います。
しかし私たちが苦手としているのは、後ろに〔文〕が来るときです。
③I'm sure (that) he can succeed.
(私は彼が成功できることを確信している。→彼はきっと成功できると思う。)
④I'm afraid (that) he cannot succeed.
(私は彼が成功できないことを恐れている。→成功できないのではないかと心配だ。)
この2例では、「きっと(絶対)~だと思う」とか「~ということを心配している/残念ながら~だと思う」のように、和訳するときに工夫やセンスが必要です。次の文でも確認してみましょう。
⑤I'm sure (that) this PC is broken. (このパソコンは絶対に壊れてるよ。)
⑥I'm afraid (that) this PC is broken. (このパソコンは壊れてるんじゃないかなぁ。)
◆また、相手に言いにくいことを伝えなくてはならない時にも"I'm afraid ~"がよく使われます。
⑦I'm afraid we can't give you a refund. (恐れ入りますが払い戻しはできかねます。)
そういえば日本語でも言いにくいことを伝える時に、「恐縮ですが」とか「恐れ入りますが」と言いますね。ですから「恐れる」という"afraid"をこのように使う事は自然なことなのです。
◎私からのオススメは"This PC is broken, I'm sure . "とか"We can't give you a refund, I'm afraid."のように後から付け足す方法です。その方が日本人には使いやすいと思います。
A: Excuse me. I want to cancel this ticket.
(すみません。このチケットをキャンセルしたいのですが。)
B: I see. But I'm afraid you need cancellation-fee.
(わかりました。でも恐れ入りますがキャンセル料が必要です。)
A: Why? I'm sure I can cancel it free until tomorrow.
(なんで?明日までは無料でキャンセルできるはずですが。)
B: Because you bought it with a premium-coupon.
(なぜなら、お客様はプレミアムクーポンで購入されたからです。)
A: Are you sure?
(マジですか?)
B: Yes, I'm afraid.
(はい。恐縮ですが。)
" Are you sure?"を今風に「マジ?」と訳すこともできるのも、もうおわかりですね。割引クーポン等の特典で買い物をした場合には、キャンセルの規約(cancel-code)が適用されないこともありますからご注意下さいね。
私ども「吉祥寺MCS英会話スクール」から徒歩5分の井の頭公園の桜も満開です。この半月ほどで、公園でも町でもシニアの姿を多く見かけるようになってきました。この機会に「吉祥寺MCS英会話スクール」にもお立ち寄り下さい。ご見学・ご体験はいつでも無料です。
2022年04月03日 11:19 AM